【家具職人の集客】木工製作所のウェブサービスするなら
見積もりをなくし。明確な料金表にする。
見積もりがあるから頼みづらい。時間がかかる。客数が増えない。
木工職人の技術を誰が見ても注文できる価格開示で注文作業を戴ける体制にする。
還暦超えの故・職人義父に告げたのは、ここからでした。
>「はぁ?そんな事できるわけねーだろ」
「できないって言っているから出来ないんですよっ、決めることしなさすぎなんですよっ」
「高くて良いものなんて誰でも出来るんですよっ、安くて高品質は技術がないと出来ないんですよ」
「できないってことは、技術がないって言っていることと同様になるんですよ」
>「ニ○リみてーな家具作れるかよっ」
「おいおい、ニ○リ馬鹿にする資格は微塵もあんたにネーから。あんたの家具つくる技術よりどっちが世のため人のためになっているかって、圧倒的にニ○リだよ」
「技術ってご利用者がいて、初めて価値があるんだけど、勘違もいいとこだわ。使われてないけど価値あるって言っているのあんただけでしょ。って、ぶっちゃけ潰れそうじゃんか」
初回から喧嘩も喧嘩。火花散る攻防戦とはまさにコレw
優しく言ってオブラート対応したところで、遅かれ早かれ腹割り話しの時には火花は散るのです。職人にもプライドがあるのですから、こちらも負けずのプライドをかけてぶつけていきます。
さて、余談な回想はここまでにして、これには明確で且つヤラなければいけない理由があります。以下に羅列。
家具職人って一体何?か言えないことが問題
家具職人が営む木工製作所。ひと昔(バブル期)は需要が合ったオーダー家具職人。技術は最高。高給家具の修理はほぼ引き合いあった。
店舗什器、内外装、規格外のオーダー家具から一般住宅の戸建て、クローゼット、タンスリフォーム、木工家具修理と大抵のことは、幅広く対応できる。
そんな家内の義父の木工製作所からご依頼が合ったとき、すでに取引は縮小の一途。新規取引はほとんどなく、昔からの付き合いの中小規模の設計事務所、工務店などから振られる仕事を糧に30年以上営んできた。棟梁も既に還暦を超えている。従業員は雇用する職人さんがもう一人。2名体制で案件をこなす。
問題は静岡県内の関連する検索ボリューム
「家具リフォーム」「家具リメイク」「オーダー家具修理」「収納リフォーム」関連したキワード検索数の少ない事実。
流行感ある「DIY」「手作り」関連も静岡県内では希薄。都内人口数との差が顕著に現れている。
それに一般家庭が、木工制作工場に直接依頼する生活様式が無い。これをどうみるか。
需要が少ないのは、自分自身の生活行動から解る。もうひとつは「知らないから需要がないのかどうか」は不透明。潜在需要があるかどうかはホームセンターに見るのが一番。
持ち込み対応がサービスで存在しているし、工場時間貸しもある。(近所のカインズ、ジャンボエンチョー)それに工具売り場の商品充実ぶりを見ると、専門職業向けから日曜大工むけまで陳列数は豊富。
売れ筋をしっかり置く「ホームセンター」のバイイング。「売れるかも・・・?」のような感覚的に商品仕入れし、陳列していないところから観察する。
職人一人、二人が食べて行けて、負債をしっかり処理できるくらいまでのサービスは現在の木工製作所が持つ「所有資産」=技術力、工場(こうば)を加味すると出来上がる。
それには自分たちの【家具職人とは】【木工製作所とは】を決めないと始まらない。
【職人を選ぶなら・・・】
作ることが好きで作業がしたいなら閉店して、自分の技術を活かしていただける、どこかに就職する方が良いし、ぶら下がりで下請け仕事で食い扶持とリース代をペイ出来る仕事の仕方でいい。無理して継続しても赤字をふくらませるだけだし、緩やかな衰退か取引先の都合で周りに迷惑がかかる急な倒産のどちらかが起きる。
【木工製作所を選ぶなら・・・】
木工製作所としての問題を解決できるサービスを提供していくのか。このどちらを義父が確定しないと、自分たち家族としてもどうサポートするかは何も始まらない。
とは言うものの、決められるなら負債だらけの木工製作所になっていない。
原因は解りきっているのだが、あえて明記しておくと「頑固な職人気質が悪い方面に出てしまった結果、馴れ合い精算、どんぶり勘定、情報弱者的搾取されていた現状、情報取得の封鎖により時流には全く無頓着、かつ企業間同士の依頼範囲での情報で判断し運営してきたことが現状を作った要因」
最終結果:木工製作所として奮起してみる。と相成る。
誰もそうやれと言っていない商習慣
亀山社中の番頭でもあり、三菱の創設者:岩崎弥太郎も財を成し始めは、木材売りを思い出した。でも木材を売るのではなく、木材で出来ることを売っていた。
いまは平成の世の中。更に時流は変わっている。義父の木工製作所を時流に合わせて観察・分析することからスタート。
・一番時間がかかる作業の抽出。
・依頼から入金・納品までのフロー。
・世の中の認識の差異を抽出する。
一番時間がかかる問題は「制作費用が明瞭でおきる見積書作成と提出の際に価格交渉が約3回行き交う」こと。
これが全く意味不明だった。いつ仕事がFIXになり、着金が起きるのか・・・。要するに案件仕入れから施工・納品までを行っていない下請け作業の典型的パターンを善しとしている点。
自分たちが赤字なのに、あとからちゃんと払われるとか、自分たちが我慢すればとか、良心とビジネスは違うのに仕切りを人間的感覚で引いている、コレはお付き合いと言わないし、発注企業はいかに粗利高い状態で作業者を獲得するかの構図。
総合して問題点は「何をやってくれるのか不明で頼みづらいこと」。言ってくれれば「何でも大概は出来るよ」ではなくて、その技術力を保有しておきながら、存在を知らせていない。また、知らないから誰も頼まない、依頼があったとしても知り合い伝えのたまに来る紹介のみ。ある意味で宝の持ち腐れである。
そこで、辞めることを確定。冒頭の【見積もりを辞める】がこのこと。
真意は【見積もりをしなくとも誰が見ても作業範囲と作業価格を明確な料金表にする】。
さらに【木材仕入れ代は無い。発注側が用意して持ち込む】。
採寸やオーダー系は【オプション料金表にし、工数時間(作業時間)で決めうちにする】
だかから【19,800~】の様な「から」という表記は存在しない明瞭会計。
ご依頼確定の場合【先入金の分割払い。納品後残金入金の撤廃】で、キャッシュフローの改善。
また中規模以上のご依頼は【協力企業・提携先へ依頼】(力ある優良企業へ仕事を流す仕組みで、お客様にも明示する)
企業間取引をしっかりとした料金表で締結し、作業代行型サービス業に徹底することで、いままで接点のない中小規模事業者の作業依頼を獲得も行えるし、一般家庭に置いての作業受注への導線になる。
木材はホームセンターの資材売り場が、卸屋さんより安い木材があることが判明。また通販を行ってくれている木材卸屋も見つけ、さらに原価ダウン実現は可能すぎることがわかったので、持ち込みに悩むご依頼者には、それを教えたり、一緒に発注することも対応すれば、さらに明瞭になるわけで、お客は安く、こちらは余計な工数が発生しない。
木材にも利幅を掛け、作業工数で利幅を掛けているようなことであれば、施工元請けに依頼するお客様はどれだけの費用になるかブラックボックスの市場だとつくづく理解したこの界隈。
下請けの受注は進捗がゆっくりなので、その間に技術があ少数精鋭・小回りが効くことで、
【一般家庭向けに】
「収納サイズリフォーム」「家具持ち込み修理・リフォームカスタマイズ」「家具リフォーム」「タンス・机リメイク」「DIYの作業補助サービス」「工場レンタル(作業補助付き)」「オーダーメイドのペット小屋作成(防音加工も)」「ペットの仏壇・遺品作成」と短時間で且つ起こりやすい問題を解決できる作業代行サービスを用意。
プラス「場所貸し」+「コーチングサービス(技術提供)」も。手書き図面の持ち込み対応可能!別途有償だけど「出張引き取りオーダーと出張作業」も。
「作業補助」とは:
作業が出来るように「ご依頼者へ作業手順と機械の使い方、作業技能を教えながら一緒に作業完遂」できるサービス。次回は自分ひとりで作業完遂が出来るように職人技術を伝達サービス。
試しに、「収納サイズリフォーム」「家具持ち込み修理・リフォームカスタマイズ」を出来るよ!と親しい方々に言ってみてと義父が動き始めたら、すぐさま依頼が起きた。
対応する家具や作業は、ニトリ・イケヤ・無印良品の家具、子供の机、桐のタンス(重い木材タンス)、テレビ台、押入れ改装、クローゼット内の改装、玄関の靴棚、キッチン周りの棚類、飲食店の収納などなどとお伝えするカテゴリーは大体この羅列で、伝えるとご依頼すぐあり。
あとはウェブサイトを構築し、事例公開と技術コンテンツを配信できるような仕様機能のサイト制作だけとなる。
【中小規模・店舗向けに】
「店内・部屋改装」「什器レンタル」「店舗収納リフォーム」「建具」のサイズオーダーの作業代行サービスを用意。
こちらも、料金表を用意しサイズオーダーはオプション料金表で対応。
職人さんは宝。柔軟にお客様に合わせれば仕事はいくらでも
ということで、いままで記載してきましたが、準備中に間に合わなく義父他界。
実は、わずらっていた病気が悪化し余命短く、サイトオープンとサービスリリースまでたどり着けなかったお蔵入りサービス。現在この木工製作所はあえなく閉鎖。
サイト屋号(サービス名)「静岡収納家具サイズ」とする予定でした。ウェブサイト制作上でのサイトマップ等々の情報設計はご用意有り。
職人さんや少数精鋭の工場の方が丸パクリやヒントに是非実現して見て欲しい内容。現に数件、話しただけでご依頼が成り立った内容。一般消費者の【頼みづらい】をことごとく解消すると直接取引が可能になります。
詳細に関するご相談はお気軽に無料相談メールやお電話番号からお声掛け下さい。
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